船のおじさんからしかられました。 埋立地でしたから、小学校へ通学するのに毎日、橋を渡っていました。 橋の下を通過する船に石を落とします。 ねらいは煙突。 見つかりそうなときはしゃがんで隠れます。 本当に先生を知ってるのか・・・不安な数日を過ごしますが、とくにしかられることもなく、いつの間にか忘れてしまいました。
 子どもの頃を思い出してみると、「そんなことをすると、先生に言うぞ」「~お巡りさんに言うぞ」「~罰が当たるぞ」ということばで大人からしかられたことがあります。(おどかされた?)  今はどうでしょうか。  どうも効き目がないような気がします。
 「なんて呼べばいいんかな?」 勤めだして、生徒から言われました。 
 「〇〇先生」は嫌だし(なーんか、恥ずかしい)・・・「〇〇くん」もねぇ・・・「〇〇さん」だな・・・とか答えていました。
 このことを友人に話しました。 「先生」でいいじゃん。 今の時代、「先生」には尊敬や権威の意味なんてねえよ。  「さん」ぐらいの意味だ。 (これは半世紀前のことです。 また、先生はいろいろなところにいますから、このように単純に言い切れませんが)
  生徒から〇〇先生と言われることは、「さん」くらいのものか・・・と心の中で処理できた。 問題は職員間だったのです。 初めのうちはモヤモヤしていたのですが、 そのうち「先生」に慣れてしまいました。 状況によっては「先生」と「さん」を使い分けていました。 また、山田「ムニャムニャ」でごまかすこともありました。
 私にとっての「先生」は人生のいろいろなところにいます。 「先生ね~・・・」って、今でも会いに行きます。