私は小学校1年生から高校3年生までの通知表を手元に置いています。 ときどき読み返して、「ふーむ」ってその頃のことを思い出すのです。 中学校2年生の3学期 「進んでよくないことをする」って行動の記録の所見欄にあります。
何だろうか・・・何をしたのかな・・・ 思い出そうとしても、最近は出てこなくなってきたのです。 クラス会で友人と記憶をつなぎあわせることができたらいいのですが、公営住宅と社宅が母体の学校でしたから、ほとんどの友人が転居をしてしまいました。 特に私はかなり遠くに引っ越したので連絡を取ることが難しいのです。
(1) タバコ事件
今は見かけないコークスのストーブが教室にありました。 本物のタバコを吸う勇気はなかった。 新聞紙、西洋紙(わら半紙・・って言ったら、友人から馬糞紙と同じレベルと言われ撤回)、辞書の紙・・・など、いろいろな紙を丸めては、ストーブの周りに集まって吸ってみた。 「辛い・・うまくねぇなぁ」が僕らの感想でした。
(2) 暖まり過ぎ事件
休み時間はストーブの周りに集まっておしゃべりを楽しんでいました。 担任は女性の数学の先生でした。 いつも先生が教室に入ってから、「よいしょ・・」と席に着いていました。 ある日、「そんなにストーブに当たりたいなら、この時間ずっと当たってていいですよ。 その代わり、席に着いてはいけません」と言われてしましました。 初めのうちはよかったのですが、すごーく熱くなりました。 クラス内の「クスクス」笑う顔・・僕らの苦行に「同情する」、少数の顔・・・ うれしそうな先生の顔・・・・
(3) モクモク事件
ストーブには煙突が付いていました。 その途中に雑巾を詰めると、煙がモクモク出てきます。 早朝から煙を教室内にためました。 窓を閉め、煙を教室内に充満しました。 朝の学活時に先生が来たときには、教卓の位置から後の黒板のところは見えなくなっていました。
(3) ひと言多い事件
この他には思い当たることはないのです。 先生何をもって、このような所見を書いたのでしょうか。
思い出したくない大事件もありました。しかし、「よくないこと」をしたとは全く思っていないので、自信を持ってこれではないと断言できます。
昼休みだったでしょうか。事務室に入ったら、ある先生が生徒のゴム印を書類に押していました。 先生が私に「おい。〇〇(私の名前)! ゴム印を押すのを手伝ってくれ」といいました。 「えー、先生・・。生徒を働かせていいんですかぁ」と答えました。
休み時間に「教卓で黒板消しの卓球」をして、遊んでくれていた先生でしたから、いつもの軽口をたたきました。 それが私にとって大事件になってしましました。
今から思えば、学級の多くの友人に迷惑をかけたのではないかと反省をしています。 しかし、これ以外に何をしたんでしょうか? I 先生!