「オレが勝ったな!」
と同級生に言われ、一瞬何のことからわかりませんでした。しかし、彼の表情と髪をなでつける仕草で分かりました。ハハーン、この前のクラス会のときに髪の量が話題になったことだな・・・・
父は私が小学生のときに、かなり薄くなっておりました。(まだ、40歳より前だったと思います) 父と外出したときに、知り合いから「お孫さんですか?」と言われて苦笑していました。 子どもながらに、「これは大変なことだ。 今からなんとかしなければならない」と考えました。そこで、家にあった養毛剤、〇〇〇素を隠れてつけていました。これは独特の香りがあるので、すぐにばれて叱られました。それでも時々、振りかけていました。
行きつけの床屋さんにそのことを話したら、「効かないと思うよ。だって社長の髪は薄いよ」とのことでした。しかし、「アルコールが入ってるから、刺激になるよ。つけないよりはいい」で結論づけてくれました。
朝起きて、それに風呂上がりに今でも愛用しております。以前は振りかけて、瓶の蓋を閉めるまで時間的な余裕がありました。しかし、今は振りかけて、あおすいて(顔を上に向けること:ここの方言)フタを閉めないと、目に液が流れ込んでしみるのです。髪が少なくなったので、すぐに流れてしまいます。
しかし、この頭にフサフサと毛があったとしても、明日からの生活が激変するとは思えないのです。